せっかく梅雨の風情を楽しもうと思っていた矢先、東京は一気に真夏日となりました。
私が子どもだった頃の梅雨といえば、雨の日が何日も続き、「梅雨の中休み」という言葉が本当にぴったりの季節でしたが、ここ数年は、いわゆる“梅雨らしい梅雨”があまり感じられなくなったように思います。
思い返せば、梅雨といえばカタツムリをたくさん捕まえて、赤や緑、黄色などさまざまな色の野菜を食べさせながら飼育していた記憶があります。鬱陶しいほどの雨が続く中でも、そんな楽しみを見つけながら過ごしていたものです。
でも今振り返ると、そんな季節の変化も、気がつかないほど少しずつ、ゆっくりと変わってきていたのだなと感じます。
まあ、気候の変化に限らず、大概のものは急激に変わるのではなく、少しずつ、ゆっくりと社会に浸透していくもののほうが多いのかもしれませんが。iPhoneですら、広く流行するまでにはそれなりに時間がかかっていましたし。
まずは、急激な暑さに身体が驚かないように、熱中症に気をつけながら、日々を過ごしていこうと思います。願わくば、もう少し過ごしやすい気温になってほしい…。