電子書籍と紙の書籍

近年、タブレットや電子書籍リーダーの普及により、学習のスタイルも大きく変わってきました。
一方で、「勉強にはやっぱり紙の本がいい」「電子書籍のほうが便利で効率的」と、意見が分かれるテーマでもあります。私はというと、ほぼ電子書籍一択です。

そんな中で、子どもの絵本に関しては、やはり紙の書籍じゃないと、と思うことがあり、絵本の読み聞かせをしている時には強くそう感じます。そこで、紙の書籍の学習効果について、やんわりと調べてみました。

複数の研究で共通して指摘されているのが、紙の書籍は内容理解や記憶の定着に有利な場合が多いという点です。

理由として、以下のような点が挙げられています。
• ページの位置関係(前半・後半、左ページ・右ページ)を空間的に把握しやすい
• ページをめくる動作が、内容の区切りとして記憶に残りやすい
• 画面スクロールに比べて、集中が途切れにくい

特に、文章の流れを理解する読書や、長文の学習では、紙の書籍の方がテスト成績が高かったという報告もあります。

一方で、電子書籍の学習におけるメリットは以下の点です。
• 検索機能により、必要な情報をすぐに探せる
• 辞書や注釈をその場で確認できる
• 大量の資料を持ち運べる
• 文字サイズや背景色を調整できる

ざっくりと調べてみた感想としては、結局のところ、どちらが優れているかではなく「使い分け」が重要なのだと思います。おそらく、適性としては以下のようになるのではないでしょうか。
• 深い理解・暗記・長文読解 → 紙の書籍
• 調べ物・復習・効率重視 → 電子書籍

そのため、「絵本はやはり紙の書籍」と感じた私の感覚は、内容をしっかり記憶し、理解するという初等教育の目的に合っている気がして、なんとなく裏付けられたように感じました。

そういえば、電子書籍を教育にいち早く取り入れたスウェーデンでも、結局は紙の教科書に戻したという話を耳にします。一見便利そうに見える電子書籍も、場面に応じて適切に選択することが必要なのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました